はじめに、日頃より名城大学男子ラクロス部への多大なるご声援・ご支援を頂き本当にありがとうございます。この場を借りて御礼を申し上げます。
新形式でのブロック戦を圧倒し、迎えた3年ぶりのFINAL。
対戦校は昨年の特別大会にて東海地区準優勝でFINAL常連校である名古屋大学。
この試合に勝てば8年ぶりの全学出場、負ければ18世代が引退という名城にとって大切な試合です。
緊張感がありつつもやる気に満ちたとても良い雰囲気でアップを終えました。
更に試合開始直前に「よいしょ」を行い、チームの士気を高めます。
アピールランでは北山龍平(3年・MF)がベンチメンバーの紹介をし、場の空気を盛り上げました。
気合十分で試合に臨みます。
【1Q】
フェイスオフの笛が鳴り響き、FINALの火蓋が切られます。
フェイスオフが始まり相手掻き出したボールを山田恒大(4年・MF)がスクープし、名城オフェンススタートから始まります!
毎試合、ピンチの時や流れが欲しい時に活躍してくれる山田恒大。
流石のナイスグラボーで会場が湧き、良い流れを引き寄せました。
しかし、試合開始3分で相手のショットが決まり先制点を奪われてしまいました。
[スコア0-1]
気を取り直して名城も果敢に攻めていきます。
何度かショットを打ち攻めるもストーリングを受け相手ボールに。
相手のショットを藤井竣太(4年・G)がセーブ!
濱口将太(4年・DF)から山田恒大(4年・MF)にパスが渡りクリア成功!!流石の安定感です。
早くショットを決めて相手に並びたい名城。
クォーターラスト4分。
三上一聖(3年・MF)のアシストで飯見一馬(3年・AT)のショットが見事に決まりました!!
[スコア1-1]
名古屋大学にスコアが並び、ここから引き離していきたい名城。
得点後、松林悠太(4年・FO.)がフェイスオフで掻き出したボールをスクープし名城再びオフェンスに。
クォーターラスト3分間、名城がポゼッションし続け何度もショットを繰り返します。
何本も惜しいショットはありましたが中々決めきれず、スコア1-1のまま1Q終了。
【2Q】
松林悠太が掻き出したボールを右田幹太(4年・AT)がスクープし、オフェンススタート。
相手のトリッピングにより名城がエキストラ1分のチャンス!
しかし、その後すぐに名城のイリーガルボディチェックによって名城もマンダウン一分。
5on5の状況になります。
緊張感が漂う中相手が先にマンダウン解除され、名城が不利に。
相手にショットを打たれますが柴田兼周(4年・G)のナイスセーブによりクリア。
マンダウン解除され、ピンチを乗り切りました。
しかし、クォーターラスト3分、相手のショットが決まりスコア1-2。
[スコア1-2]
名城は追加点ならずそのまま2Qが終了しました。
【3Q】
そろそろ追加点の欲しい名城。
3Q開始のF.O.を松林悠太(4年・FO.)が掻き出し米田尚人(4年・DF)が素早くグラボーしたため、オフェンススタート!!
オフェンス時間を長く保ち、何本もショットを打ち続け良いショットばかりでしたが枠に当たる、相手のゴーリーセーブ等で2得点目がなかなか決まりません。
そんな中、三上一聖(3年・MF)のショット後のチェイスを取られオーディーが交代。
ピンチの中、相手のショットを2本とも藤井竣太(4年・G)がゴーリーセーブ!!
しかし、クリアを上げきれず再び名城ディフェンスに。
厳しい状況の中、岡戸拓磨(4年・DF)がグラボーを取りクリア成功。
三上一聖(3年・MF)がショットを打つもゴーリーセーブされ、ディフェンスに。
そこで相手のショットが決まりました。
[スコア1-3]
相手得点後のF.O.は負けてしまいましたが相手パスミスによるボールダウンを米田尚人(4年・DF)が素早くスクープ。
クリアが上がり右田幹太(4年・AT)がショット!!
惜しくも入りませんでしたが、相手のスラッシングにより名城エキストラ1分というチャンスに。
ボールをキープしたままで3Qが終了。
【4Q】
4Qはエキストラ状態での名城ボールでスタートしました。
ここで追いつきたい名城。
果敢に攻め、右田幹太(4年・AT)がショットを打つも枠外。
萩原悠(4年・MF)もショットを打ちますがゴーリーセーブされ弾いたボールを相手がスクープ。
名城ライド失敗でそのまま相手のショットが放たれ、得点が決まりました。
[スコア1-4]
F.O.は右田幹太(4年・AT)がスクープし、ゴール前から執念のショット!しかし、クリースバイオレーションでボールチェンジ。
相手のショットミスでボールダウンしたのを相手がスクープし、クリース付近打たれたショットが決まりました。
[スコア1-5]
F.O.を相手に取られ、名城ディフェンススタートです。
ディフェンス時間が続くと思いきや、米田尚人(4年・DF)の凄まじいパスカットで名城ブレイク。
右田幹太(4年・AT)にパス通ってショット打つも枠外。
チェイスを相手に取られてしまい、名城ディフェンスです。
山田恒大(4年・MF)がチェックでボールダウンさせ、グラボーをスクープしたため、クリア。ですがパスミスでボールダウン。
何度も何度も攻防を繰り返します。
相手ショット後のグラボーを岡戸拓磨(4年・DF)がグラボーして飯見一馬(3年・AT)にパスが渡りクリア成功。
再びオフェンスです。
右田幹太(4年・AT)から萩原悠(4年・MF)にパス渡りショット!!
1年間オフェンスを引っ張ってきてくださった2人の繋いだショットが見事に決まりました。
[スコア2-5]
試合終了4分前、勝ちにこだわり誰よりも練習してきた2人だからこそ決めれたのではないかと思います。
名城得点後のF.O.。
コーチの方の判断で相手F.Oerのクロスチェックの申請を行います。
結果、イリーガルクロスで名城3分エキストラ。
全員が勝つことを諦めず、必死で攻め立てます。
ショットを繰り返し遂に萩原悠(4年・MF)のショットが入ったか!?と思いましたが枠でスコア判定されず。
チェイスを取られたため、必死で守ります。
追加点を取るためにディフェンス陣も攻めの姿勢で接点を多く持ちます。
そこで名城のプッシングにより30秒マンダウン。
そしてマンダウン中に相手のショットが決まります。
[スコア2-6]
とても悔やしい一点。
クォーターラスト1分のF.O.が始まります。
松林悠太(4年・FO.)が掻き出し、河地翔大(4年・DF)がスクープ!!
最後に萩原悠(4年・MF)がショットを打ち枠外。そのままスコア2-6で試合終了。
長谷川正明(4年・MF)はこの試合ではショットを打てませんでしたが毎試合、得点が欲しい時にショットを決めて流れを作ってとても活躍してくださいました。
名城大学、FINAL敗退。
東海ラクロスリーグ 準優勝という結果で終わりました。
そして、
男子優秀選手賞に岡戸拓磨(4年・DF)。
ゼブラ賞に中西ひかる(4年・TR)
が選ばれました。
今大会でFINALに出場出来たのは、’18世代のおかげです。
全国を目指し熱を持ってチームを引っ張って来てくださったオフェンス陣。
普段は穏やかでもどの大学にも負けない技術力を持つ安定したディフェンス陣。
常にチームの事を考え一生懸命に活動して下さったスタッフの千紗さん、ひかるさん。
そんな頼れる先輩方の為に頑張ろうと'19,'20世代も大きく成長出来ました。
先輩方の最後の1秒まで得点を決めようと諦めず一生懸命プレーする姿はかっこよくて胸を打たれました。
18世代の先輩方、本当にお疲れ様でした。
これまで21LIONSを引っ張り、支えてくださりありがとうございました。
また、21LIONSでコーチをしてくださった方々も忙しい中練習や試合に参加して培って来た経験から視野の広いアドバイスをくださりありがとうございました。
コーチ陣のサポートは大きな助けになりました。
21LIONSはこれで終わってしまいます。
しかし、今年全国に行けることへの期待や準優勝への悔しさの両方の気持ちを味わいました。
だからこそ、この気持ちをバネに来年の22LIONSは今年よりも大きく成長出来ると思います。
先輩達が作ってくださった"応援されるチーム"を引き継いで、来年こそは全国に挑みます。
OBの方々、保護者の方々も多大なるご声援を送ってくださり誠にありがとうございました。
これからの名城ラクロス部も精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします。
3年 MG榎本桃子