まず初めに、日頃より名城大学男子ラクロス部の活動を支えてくださっている皆様に心から感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
4年MFの梅村空依です。
一見やんちゃそうに見えますが、実は真面目な霍見晃征からバトンが回ってきました。
つるとは学部も同じで、いつも一緒にいることが多く、彼のことなら何でもわかります。
来年からは警察官になるそうです。
きっと地域の子どもたちから「優しいお巡りさん」って呼ばれる日も近いでしょう。
僕より先に社会人になるなんてちょっと羨ましいですが、いつか交通違反でお世話になる日が来るのかと、少し楽しみでもあります。
次は、1年間本気で取り組んで驚異的な成長を遂げた神谷知希です。
ちきは僕のファミリー長であり、通訳でもあり、どんなボケにも的確にツッコミを入れてくれるユーモアあふれる選手です。
彼が上達したのは、僕のゴーリーアップのおかげだと信じています。
来年からちきは卒業して社会に出る一方、僕は留年してもう一年大学生活を送ることに。
ちきのツッコミがないと、日常の会話が少し物足りなく感じてしまい、彼なしで迎える来年が不安です……。
僕には物事を伝える能力がなくて、まとまりのない拙い文章となってしまいました。
読まずにそっと閉じていただけたら幸いです。
この場を借りて、関わってくださった方々への感謝と、自分が伝えたい思いを綴りたいと思います。
「目の前の人・周りの人にリスペクトを持つ事」
有難いことに周りから「そらいって優しいね」って言われることが多かったので、自分が大事にしていることを伝えたいと思います。
凄い当たり前だと思われるかもしれません。
別に僕が考え出した事でもなく、今までも大切にされてきた事です。
しかし、自分のことで精一杯になりがちな環境では、周囲への感謝や敬意を忘れがちです。
部活は特に、自分1人では活動する事が難しく、多くの人の協力で成り立っています。
実行するのは難しいですが、これを全くしないと僕たちの為にわざわざ動いてくれている方々が、「なぜ名城ラクロス部の為に時間を使っているのか」分からなくなってしまうと僕は思います。
例えば、
練習でダウンやボール拾いを呼びかけてくれるマネージャー、遅くまで会議に参加してくれる学連の方々、チームのために尽力し、学務に頭を下げてくれる主将、チームを引っ張ってくれるポジションリーダー、技術を教えに来てくださるコーチの皆さん、練習試合で審判を引き受けてくださる方々など。
こうした方々の時間や想いに対し、僕たちがどう行動するかが重要だと思います。ただ感謝を言葉で伝えるだけではなく、その気持ちを「勝利」という結果や誠実な行動で示すことが、最大の恩返しになるのではないでしょうか。
僕はこれで引退しますが、この思いは後輩たちに引き継いでほしいと願っています。目の前や周りで僕たちのために動いてくれる人々に対して、一人ひとりがしっかりと敬意を持ち、それを行動で示してほしいと思います。
どんな行動だっていいと思います。
自主練や筋トレを周りを巻き込んで行う。
練習試合でのグラメを率先して行う。
マネージャーがテーピングやアイシングをしてくれたら感謝の言葉を伝える。
チームが得点をした時は誰よりも喜ぶ。
上級生に混じり、必死に食らいついている下級生のメンタルケアをする。
こうしたシンプルな行動から始めてみるのはどうでしょうか。これらの積み重ねが、いずれチームの「付加価値」となり、自分にも返ってくるはずです。
25LIONSが24LIONSを超え、さらに素晴らしいチームとなり、僕たちが成し遂げられなかった「学生日本一」という目標を達成してくれることを心から願っています。
最後に感謝の言葉で締めたいと思います。
○先輩・OBへ
自分を育成してくださった、18世代・19世代・20世代のみなさん本当にありがとうございました。また、遠い会場まで応援に駆けつけてくださり、ありがとうございました。先輩方やOBの方々のサポートがなかったら今の自分たちはなかったと思います。素敵なチームに巡り会えたことに感謝し、来年からは僕たちが支える側となり、名城を応援していこうと思います。
本当にありがとうございました。
○コーチ陣へ
土日にも必ず練習に参加し、指導してくださったばっちさん。どんな怪我も魔法のように治してくださったとよきさん。お仕事やFalconsの練習で忙しい中、水曜の夕練に参加しコーチBOXからアドバイスをくださったれいさん。そして、名城のためなら何でもしてくれるたくとさん。
こんな素敵なコーチ陣に恵まれて僕は本当に幸せでした。目標である「学生日本一」を叶え、全員でばっちさんを胴上げすることは出来ませんでしたが、きっと来年の25LIONSが果たしてくれると思います。これからも後輩たちをよろしくお願いします。
○24世代へ
リーグ期間中、どんなに遠い会場でも駆けつけ、大きな声で応援し続けてくれてありがとう。新人戦では優勝できなかったけど、これからが本番だよ。上級生に必死に食らいついて、来年のリーグ戦での活躍を期待しています。
絶対応援に行くから頑張ってください。
○23世代へ
上級生に怯えて、自分たちがしたかったラクロスができなかったと思う。まずはごめん。
でも、怒られないと物足りなくなるくらい成長したんじゃない?
この1年間で格段にレベルアップできたと思うよ。来年からは君たちも上級生です。後輩たちをしっかり育成し、22世代を超える気持ちで自分たちがチームを引っ張ってください。
○22世代へ
まず、21世代という良くも悪くも自我の塊のようなメンバーに付いてきてくれてありがとう。22世代と打ち解けたのは、山中湖でコーチとして引率した時かな。生意気だけど可愛げのある後輩ばかりで、君たちが後輩で僕は誇りに思っています。
ラスト1年は長いようで短いよ。悔いの残らないよう、思いっきり楽しんでね。
○21世代へ
ともき
ラクロスとプライベートではまるで別人。
豪快な左のショットで何回ベンチから脳汁が出たことやら。社会人でラクロスしないのがもったいないぐらいの逸材です。
ただし、彼の"Fu○k you モード"を止められるのは僕だけだと思うので、もし始めるなら教えてね。
ちょーくん
この呼び方で呼べる唯一の存在になれたかな。
彼の点は僕の点でもあります。4年間、自分のクロス以上に時間をかけて、彼のクロスにこだわり、編ませていただきました。点が決まらなかったときは自分の責任でもあると思い、大役でした。
北大戦1週間前に泣きながら電話掛けたことが懐かしく思えます。彼がいたから今の僕があると思います。すごく頼りになりました。ありがとう。
けいたつ
カナダ留学で尖って帰って来ると思いきや、丸くなって帰ってきたところ。
試合前の円陣でオフェンスの決め事を毎回言わずに、違うことを言うところ。
どこか抜けているにも関わらず、リーグ戦終盤でOFリーダーの風格が出てきて、点を決めるけいたつが1番かっこよかったよ。ありがとう。
たくま
たくまと6枚目のポジション争いをできて本当に楽しかったよ。
練習中きついことを言われて辛かったと思うし、早く辞めたいって思う気持ちもあったと思う。けど、逃げずに立ち向かうたくまの姿は本当にかっこよかった。
附属からの数少ないメンバーとして、最後まで一緒に引退できたことが何よりも嬉しかったよ。ありがとう。
つる
最初にも書いたけど、1年生の頃は本当にずっと一緒にグラウンドに居たね。そのせいで、こっちは留年してしまったけど。
一時期、休部して寂しかったけど、辞めずに戻ってきてくれて嬉しかったよ。
その後はプレイヤーとしてではなく、スタッフとしてキンキンなスクイズを届けてくれて助かりました。ありがとう。
つばさ
最後の1年間、つばさには一番苦しめられた気がします。起用されなかったときは正直悔しくて、不貞腐れたこともありました。でも、その厳しさがあったおかげで、部活を通して自分の弱さや成長の必要性に気づけました。こんなにも厳しい世界を見させてもらったのは初めてでした。ありがとう。
べっちゃん
彼が居なかったら僕は2留目前になっていたでしょう。べっちゃんの優しさは本当にすごいです。どんな厳しいことを言われても諦めず、人の悪口を言わないその姿勢に元気をもらっていました。名大との引退試合で決めた得点は誰よりも喜んだ自信があります。一緒に戦ってくれてありがとう。
ちき
1年間、ゴーリーアップでお世話になりました。
いつになっても6番は止めれなかったけど、試合中のちきは入る気がしないくらい圧倒的で、安心して見ていられました。
慶應戦のあと、誰よりも悔しそうに泣いていた姿を見て、彼の熱い思いを感じました。その情熱を社会人ラクロスでも発揮して頑張ってください。応援しています。
だいき
僕の中でラクロスに1番熱い男かもしれません。遅刻や寝坊は多かったけど、試合中のだいきや育成コーチとして頑張っているだいきは本当にかっこよかったよ。
ただ、1つだけ欠点を挙げるとしたら女癖の悪さですね。バレずに遊んでくださいね。
来年も育成コーチと社会人ラクロスをやると言ってたので頑張ってください。応援しています。
こーちゃん
彼は新人戦でFOの面白さに気づいてしまったかもしれません。同期で唯一のFOerというプレッシャーの中、他大学で武者修行したり自主練で成長していく姿が本当にかっこよかった。
来年はコーチとして後輩たちを育てて、関東にも通用する選手を育成してください。応援しています。
たかあき
この部活が回ったのは彼の力があったからだと思います。副主将もやりながら会計もし、頼りないゆうがをしっかりサポートしてくれてありがとう。また、4年間荷物車を引き受けてくれたのも感謝しています。
ラクロス関係ないけど、心のどこかでいつ万枚報告が来るのか心待ちにしています。
ゆうが
ゆうがが主将で良かった。彼が居なかったらこの部活は無くなっていたでしょう。どれだけ学務に頭を下げに行ったか僕は知りませんが、影で部活を支え、名城ラクロス部を存続させてくれたこと心から感謝しています。
試合前の応援歌でみんなのやる気を底上げし、自然とゆうがの周りには笑顔が多かったと思います。彼の魅力を全てお伝えすると1時間はかかるのでここら辺にしておきます。
ゆずき
マネージャーが少ない中、最後までよく頑張ったと思います。デリカシーのない男集団の中に可愛い華を添えてくれてありがとう。
彼女とはお互いの近況報告や愚痴であったり、何でも言い合える関係でしたね。
最近では何故か語り合う回数が減ってきたような感じがします。彼女も来年は学生みたいなので、後1年間よろしくね。
○家族へ
4年間、何不自由なく支えてくれて本当にありがとう。朝早くから夜遅くまで部活中心の生活を送る中で、いつも温かく見守ってくれて感謝しています。
これからも、たくさん迷惑をかけることもあると思いますが、いつも感謝の気持ちを忘れず、精一杯頑張る姿を見せていきたいと思います。
本当にありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。
○ともやへ
彼が居たから最後の1年間諦めることなくラクロスを続けられたと思っています。
それぐらい僕の中で大きな存在になってくれました。本当に厨二病こじらせた生意気な後輩だけど、そんな彼が僕は好きです。
本当は3年生1人ひとりにメッセージを書きたかったけど、ともやが拗ねると思ったので、彼だけ特別に書いたことを許してください。
○最後に、自分へ
これまで、いろいろな辛いことや苦労があったけど、よく腐らず続けてきたと思います。1年前の自分が今の自分を見たら、きっと驚き、そして少し誇らしく思うに違いありません。
何度も心が折れそうになりながらも、1歩ずつ前に進んできたその努力は、確実に自分を強くしてくれました。そしてその積み重ねが、今の自分を作っています。
これから先もまた、困難にぶつかることがあるかもしれないけれど、今日まで乗り越えてきた自分を信じて、これからも歩み続けていきましょう。
最後まで、自分の可能性を信じて。